THE TREE OF LIFE ~生命の木~

世界日記 (番外編)

   
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エジプトを一人で旅するのは、本当にハードだ・・・。
笑顔で近付いて来る人間は大方(悪名高い)ホテルの客引きか(ボッタクリ)商人のどちらかだった。
奴等は片言の日本語と、粘り強い(しつこい)勧誘で僕(の財布)を狙ってきた。
強気に断る事で何とかその障害を乗り越えても、次のハードルはまたすぐに僕の前に現れる。
ヘイ!ジャパニーズ?!マネー!マネー!バクシーシ!」、・・・糞ガキの大群が押し寄せる。
このハードルを飛び越えるのは実に難しく、一人ずつスマートに断っていたのでは日が暮れてしまう。
華麗に飛び越える事を早々に諦めた僕は、薙ぎ倒す事でこの高いハードルをクリアした。
しかし息をつく間もないまま、再び笑顔の詐欺師が寄ってくる・・・。
一日中この繰り返しだった
この国には、糞野郎が多すぎたのだ。

話に聞いていた通り、エジプト人の時間に対する概念は、我々日本人のものとは明らかに違っていた。
アラブ諸国の最大の魅力は、穏やかにゆっくりと流れ行く時間の経過なのだろう」、旅人のバイブル「地球の歩き方」にはそう記されていた。
・・・それは大間違いだ
おそらく、ダイヤモンド社の記者は編集室でタバコをフカしながら、この適当な三流フレーズを考え出したのだろう。
締め切り日が迫っていたのか、仕事後のキャバクラが待ち遠し過ぎたのかは謎だが、こんな文面を掲載してしまうとは・・・、ずっと愛読してきたファンだっただけに非常に残念だ。

確かにエジプト人は何をするにしても「ゆっくり」だった。
だから僕も最初は、彼等の「ゆっくり生活」と同様に「エジプト時間」もゆっくり流れているように感じた。
しかし、それは錯覚だった!
時の流れはあくまで万国共通、一日24時間だ。
ただ彼等がその24時間をダラダラ使っているだけの事である。
この「エジプト(ダラダラ)時間」は、時間に限りがある旅行者の苛立ちを煽る。
ゆっくりと流れ行く時間」?!
いや、むしろそのだ。
日本や欧州なら一日で出来る事が、ここでは三日も四日もかかる・・・。
無駄な時間だけが過ぎて行き、旅行を計画通りに実行する事すらさせてくれない・・・。
更に最初に記したように、金目的で近付いてくる糞野郎どもとのヤリトリにも時間がかかる。
エジプト時間」は「ゆっくり」どころか、「あっという間」に過ぎて行った・・・。

郷に入りては郷に従え!」、「異文化の尊重!」、「日本人が急ぎ過ぎ!
・・・何度頭の中でそう自分に言い聞かせても、やはり実際彼等のペースに合わせるのは難しかった。
苛立ちだけが募っていく日々・・・。
かつて「京都の仏陀」と呼ばれていたほど寛大な僕の眉間にも、日を追う毎にシワが深くなっていった。
日本人が急ぎ過ぎ!」・・・なのではない。
彼等は、都合が良い時だけ「ゆっくり」なのだ。
それ以外の時はしっかりと急いでいる。
(列車やバスなどの)切符を買う時は、絶対に列に並んで待つ事をせず、割り込んででも先頭を目指す。
車の運転も乱暴で、僅かな隙間を勝手に見つけて強引に寄せていく。
本当に意味が分からない。
アラブ時間」は「ゆっくり」どころか、僕を苛立たせたまま「あっという間」に過ぎて行った・・・。
エジプトを一人で旅するのは、本当にハードだ・・・。
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